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パトリシア・フィールド・アートコレクションvol.4

HOTEL KEYFOREST HOKUTO

ミュージアムホテル
パトリシア・フィールド・アートコレクション

ミュージアムホテル/ パトリシア・フィールド・アートコレクションは、森の中に隣接する中村キース・ヘリング美術館のアネックスとしてパトリシア・フィールド・アートコレクションを中心にアートを展開いたします。

ニューヨークのカリスマスタイリストとして君臨し、映画『プラダを着た悪魔』、『セックス・アンド・ザ・シティ』などでエミー賞受賞やアカデミー賞にノミネートされ、その斬新なスタイリングで知られるパトリシア・フィールドが半世紀の歳月をかけて蒐集したアートコレクションを披露します。ニューヨークダウンタウンのアンダーグラウンドシーンの中で築かれたフィールドのコレクション作品はどれもアートの傾向やモードに左右されず、自由奔放に表現されているのが特徴です。パトリシア・フィールドのメインビジュアルを象徴するマーティーンや、バスキアの恋人で80年代ダウンタウンのアートシーンで活動したスザンヌ・マルークら、それぞれのアーティストの型破りとも言えるスタイル、独自の世界観、そして内面から湧き上がる情熱が迸ります。


他にも館内には、鮮明な色使いとリズミカルな線、そしてエチオピアの主要言語の一つであるアムハラ語の文字を融合させた、エチオピア出身の画家ワセニ・ウォルケ・コスロフの個性溢れる絵画作品も展示されています。音楽を愛したポール・クレーを思わせるワセニの絵画には、最古の文明と歴史を誇る独立国エチオピアの極彩色のダナキル砂漠や、ダロール地溝帯などの未知なる光景が根源にあります。心の奥に潜む感情や、曖昧な言葉が画面の中で戯れているようです。

また、館内の所々にあるユニークな彫刻は、5千年前にここ八ヶ岳西南麓で森の成長とともに開花し、森の恵で育まれた縄文文化の土偶彫刻のレプリカです。謎めいた像は宇宙や生命の神秘性が秘められています。そしてこれらの異なるアートが、北川原温の建築にある繊細でエッジの鋭い空間のなかで魅力を発揮し合い、時空を超えて現代に生きる私たちの想像力を掻き立ててくれます。

(ミュージアムホテルキーフォレスト)


Patricia Field
パトリシア・フィールド
ニューヨーク生まれ、同地在住

「プラダを着た悪魔」や「セックス・アンド・ザ・シティ」、「エミリー、パリへ行く」など世界的なヒットを記録した映画やドラマの衣装デザイナー、スタイリストとして知られる。
ニューヨーク大学で哲学と政治学を学んだのち、1966年に自身の初となるブティックをニューヨーク大学付近のワシントンプレイスにオープン。2016年に惜しまれつつブティックを閉店後、「着るアート」をコンセプトとしたブランド「パトリシア・フィールド・アートファッション」を展開し、ファッションだけでなく大衆文化に多大な影響を与え続けている。

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